「スタート前は必ず練習グリーンでパター練習をする」――ゴルファーなら誰もが習慣にしているこの時間。
でも実は、やればやるほど逆効果になる練習があるのをご存知でしょうか?
沖縄・エナジック具志川ゴルフクラブの総支配人でレッスンプロの三浦辰施さんが、その“落とし穴”と、本番でスコアに直結する正しい朝練メニューを紹介していたので、ぜひ読んで「自分な合うなぁ」というところがあれば試してみてください。
朝の練習グリーンは「リハーサルの場所」と心得よ
ゴルフ場に着いて受付を済ませると、多くのゴルファーが向かうのが練習グリーン。
しかし、その練習が本当にラウンドで効いているのか――答えに自信を持てる人は意外と少ないのです。
レッスンプロの三浦さんは、練習グリーンを次のように使うことを。
「練習グリーンは本番のグリーンと同じ仕上げにはなっていません。そこで得た感覚をコースにそのまま持ち込むのではなく、これからプレーするための“準備”として位置づけることが大切です」
練習グリーンと本番グリーンは”別物”
実は、練習グリーンと本番グリーンではスティンプメーター※の数値(グリーンの速さ)が違うことがほとんど。さらに芝目や傾斜、朝露の有無まで条件が変わります。
注釈
スティンプメーター…グリーンの速さを測る専用器具。数値(フィート)が大きいほど速いグリーンになります。
一般的な日本のゴルフ場は8〜9フィート、トーナメントでは11〜13フィートにもなります。
“感覚を持ち込む”のではなく”心の準備”を整える
朝のパターはスコアを作るための「ウォーミングアップ」。完璧を求めず、今日の自分の調子を確認するリハーサルと捉えるだけで気持ちが楽になります。
効果バツグン!プロが勧める”60〜70cmの打ち分け練習”
三浦プロが「これだけはやるべき」と推奨するのが、60〜70センチのショートパットの上り下り打分け練習です。
①上りと下りで”スピード感”を変える
★ポイントは「振り幅」と「力加減」は変えないこと~変えるのはストロークのスピード感のみ。
| シチュエーション | 目安距離 | 狙い方 | ヘッドの動かし方 |
|---|---|---|---|
| 上りパット | 60〜70cm | カップの向こう側の縁に当てて入れる | しっかり加速させて打つ |
| 下りパット | 60〜70cm | カップの手前の縁から転がし落とす | ゆっくり加速させて打つ |
◆注釈
ショートパット…一般的に1〜2メートル以内の短い距離のパット。スコアメイクに直結する最重要パットです。
なぜ60〜70cmなのか?
この距離はスコアを左右する「絶対に外したくない距離」。
朝のうちに「入る音」「カップに沈むイメージ」を耳と目に焼き付けることで、本番1ホール目から自信を持ってストロークできます。
自宅でも再現できる!おすすめパター練習器具
朝のグリーンに長居できない日や、雨の日でもこの練習は自宅で再現可能。
特にカップ付きパターマットは1台あるだけでスコアが変わると評判です。
タバタ パターマット フジ仕上げ(2.5m/3m)
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ダイヤゴルフ パッティングミラー(ストローク矯正用)
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⚠️ やっても意味がない!朝の”NG練習”とは
ここからが本題。三浦プロが「ボクは絶対やらない」と断言する朝の練習があります。
NG① ヘッドを真っすぐ動かす練習
スタート前にストロークの軌道を気にすると、ラウンド中ずっとそのことが頭から離れなくなります。
「スタート前にパターの動きを気にすると、ラウンド中にストロークのことで頭がいっぱいになってしまうんですよ。そうなると取り返しのつかない事態を招きます」
朝に意識すべきは「目標方向に真っすぐインパクトすること」だけ真っすぐ、真っすぐ当たれば、ボールは真っすぐ転がります。シンプルです。
注釈
インパクト…クラブのフェース面(打面)がボールに当たる瞬間のこと。パッティングではここでのスクエア(直角)が命です。
NG② ミドル・ロングパットを”入れる”練習ばかりする
中距離以上のパットを「カップに入れよう」と練習すると、距離感(タッチ)が曖昧になってしまいます。
おすすめの練習方針
・ショートパット(〜1m) カップに入れることを想定した練習
・ミドルパット(3〜7m) カップの近くに止める距離感重視の練習
・ロングパット(10m以上) カップから半径50cm以内に止める練習
「絶対入れる」より「3パットしない」――これがミドル・ロングの正解です。
🌅 朝のNG練習 vs OK練習朝
| 項目 | ❌ NG練習 | ⭕ OK練習 |
|---|---|---|
| ヘッド軌道の確認 | 真っすぐ動かす練習に没頭 | 真っすぐインパクトに集中 |
| ショートパット | 何となく打つ | 上り・下りを打ち分ける |
| ロングパット | 「入れる」意識で強振 | カップ周辺に止める |
| 時間配分 | 1時間以上ダラダラ | 10〜15分に集中 |
| メンタル | 不安解消のため打ち続ける | リハーサル感覚で軽やか |
近年のパター・パッティング練習機トレンド比較
ここ数年、パッティング練習機も大きく進化しています。
自宅練習が当たり前の時代に合わせて、初心者〜中堅ゴルファーに人気の製品を比較してみました。
| 製品カテゴリ | 価格帯(楽天目安) | 特徴 | こんな人におすすめ |
|---|---|---|---|
| パターマット(傾斜なし) | 2,000〜5,000円 | 真っすぐ打つ感覚を養える | 初心者・お試し用 |
| パターマット(自動返球) | 5,000〜12,000円 | 反復練習がラク、続けやすい | 飽きっぽい人 |
| パッティングミラー | 1,500〜4,000円 | アイライン・肩のラインを確認できる | フォームを固めたい人 |
| スマートパター(センサー付) | 20,000〜60,000円 | ストローク軌道をアプリで解析 | 中級者・データ派 |
| 本格パッティンググリーン(人工芝) | 30,000〜150,000円 | 距離感・傾斜まで再現 | 上達ガチ勢・庭がある人 |
人気のパッティング練習機
タバタ パターマット ベルベットタッチ
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明日から実践!スタート前10分のおすすめ朝練メニュー
【重要】朝練タイムスケジュール(合計10分)
- 0〜2分:軽く転がして今日のグリーンスピードを体感
- 2〜5分:60〜70cmの上り3球+下り3球を打ち分け
- 5〜8分:5〜7mのミドルパットをカップ周辺に止める練習
- 8〜10分:再び60〜70cmで「入る音」を耳に焼き付けて終了
最後に必ず“入る感覚”で終えることが、1番ホールの自信に直結します。
忘れちゃいけないコース備品もチェック
【重要】朝練に集中するためには、忘れ物ゼロで現地入りすることも重要
●ラウンド前に揃えたい!ゴルフ必需品
距離計(レーザー&GPSタイプ)
グリーンフォーク&マーカーセット
UVカット ゴルフグローブ(左右セット)
スパイク交換ピン・専用ブラシ
まとめ
■ 朝の10分が、あなたのスコアを変え
朝のパッティンググリーンで意識すべきは、たった2つ。
✅ 「上り・下りの打ち分け」で距離感を整える
✅ 「ストロークの形」は意識しない
たったこれだけで、1番ホールから3パットを防ぎ、メンタルも安定します。
今日からあなたの「朝の10分」を、本当に意味のある時間に変えていきましょう。朝の練習グリーンは「不安解消の場」になりがちですが、本来は「ラウンドのリハーサルの場」。
ぜひ次のラウンドでは三浦プロのアドバイスを参考に、実践してみてください。
スコアと一緒に、ゴルフがもっと楽しくなるはずです⛳✨
さて、いかがでしたでしょうか。
パターは「水もの」とよく言われます。 昨日入った距離が、今日はまったく入らない。 そんな不安定さに振り回されるのも、ゴルフのリアルですね。練習は避けて通れない道。 とはいえ、毎日自宅でコツコツ続けるのは正直きついし、 同じ姿勢が続けば腰にも負担がかかる。 誰だって途中で心が折れそうになります。
それでも、ほんの10分でもいい。 「今日も少しだけやった」という積み重ねが、 ある日ふと、ラインが“見える”瞬間をつくってくれます。
パターは才能よりも、小さな習慣の積み重ねが結果に直結するクラブ。 初心者でも、中堅でも、今の自分にできる範囲で続ければ、 必ず距離感もタッチも安定していきます。
明日のラウンドで、今日の10分があなたを助けてくれる。 そう思えるだけで、練習は少しだけ前向きになるはずです。
では、またです。

