ゴルフ場はただの広い芝生ではありません。
設計者のこだわりや哲学が詰まった“作品”です。
今回は、世界的に有名な外国人設計者3人をご紹介。
彼らが日本で手がけたゴルフ場と、その設計の特徴を初心者向けにわかりやすく、ラウンドしたくなるような説明です。
デズモンド・ミュアヘッド:芸術と哲学を融合した奇才
略歴と人物像
- イギリス出身(1924年生まれ、2002年没)
- ケンブリッジ大学などで建築や造園を学ぶ
- 芸術や文学、哲学を取り入れた独創的な設計で知られる
日本での代表的なゴルフ場 - ニューセントアンドリュースゴルフクラブ(栃木県)
- セゴビアゴルフクラブインチヨダ(茨城県)
- 新陽カントリー倶楽部(岐阜県)
設計の特徴と信念 - ホールに哲学的な名前をつけるなど、芸術性が高い
- 「ハードバーディ、イージーボギー」を意識した設計
- 見た目の美しさと戦略性を両立
ピート・ダイ:罠と挑戦を仕掛ける“トリッキー設計”の名手
略歴と人物像

- アメリカ出身(1925年生まれ、2020年没)
- 元保険業から転身し、設計者として世界的に活躍
- PGAツアーでも使われる名コースを多数設計
日本での代表的なゴルフ場 - ピートダイゴルフクラブ ロイヤルコース(栃木県)
- PGMマリアゴルフリンクス ピートダイゴルフコース(千葉県)
- 成田ヒルズカントリークラブ(千葉県)
設計の特徴と信念 - 見た目以上に難しい“トリック”を仕掛ける
- 小さなグリーンや深いバンカーでプレーヤーを試す
- 「ゴルフは頭脳戦」という考え方が根底にある
ロバート・トレント・ジョーンズ・ジュニア:自然と調和する戦略的デザイン
略歴と人物像
Portrait of American golf course architect Robert Trent Jones Jr, Palo Atlo, California, January 31, 2019. (Photo by Chris Felver/Getty Images)
- アメリカ出身(1939年生まれ)
- 世界で250以上のコースを設計
- 父も有名な設計者で、親子で業界をリード
日本での代表的なゴルフ場 - 桂ゴルフ倶楽部(北海道)
- 美浦ゴルフ倶楽部(茨城県)
- サンヒルズカントリークラブ(栃木県)
設計の特徴と信念 - 自然の地形を活かした美しいレイアウト
- 「リスクと報酬」をテーマにした戦略的な設計
- 初心者からプロまで楽しめるバランスの良さ
まとめ:ゴルフ場は“設計者の作品”として楽しもう
ゴルフ場は、ただボールを打つ場所ではなく、設計者の考えや美学が詰まった舞台です。
初心者でも「このコースは誰が作ったのかな?」と興味を持つことで、ゴルフの楽しみ方がぐっと広がります。
私がラウンドしたこの三人のなかでは。。。
デズモンド・ミュアヘッドは、千葉県市原市にあります「ゴルフ5カントリ- オークビレッジ」がおすすめ。女子トーナメントでも使用されますが、全番手を屈指して、どこへ打てばいいのさぁ、、、みたいなホールの連続です。 日本一深いといわれいるバンカ-も挑戦しがいがあります。(以前はもっと深かった!)
何度行っても考えさせられる素晴らしいコースです。
ピ-ト・ダイは、こちらも千葉県木更津市にあります「PGMマリアゴルフリンクス」(旧きみさらずゴルフリンクス)です。 こちらももう平坦なところを探すだけでも大変。 浮島グリ-ンや池の樹々の配置がかなり特徴的。
ホ-ルが進むに連れて「ここ、ピ-ト・ダイ」でしょとわかるくらいです。
ここもまた何度ラウンドしても楽しいところです。
では、またです。
https://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=45BVAU+7BR1RM+58U2+5ZMCH
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